ロックの名盤!地獄の軍団/キッス

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1976年に発表されたKISSの最高傑作との評判の高い四枚目のスタジオ・レコーディング・アルバムです。

 

誰かが家の中で食事をし終えて、車のエンジンをかけるSEから始まる"デトロイトロックシティ"で幕を開ける名盤です。食事は何を食べていたのでしょうか?ナイフとフォークの音が聞こえるので、ハンバーガーでは無いようです。デトロイトだからケイジャン料理でもないでしょう。気になります。この曲は、キッスのライブへ向かう途中、交通事故で亡くなったファンの話をポール・スタンレーが耳にして作られました。


3枚目までのスカスカした音とは異なり、重厚な音作りになっています。ボブ・エズリンのオーバープロデュースは物議を醸しましたが結果、名盤の名声も得ました。


また、このアルバムからシングルカットされたバラード"べス"は、バンドサイドの思惑とは裏腹に大ヒットとなりました。


私は小学生の時、NHKのヤング・ミュージック・ショーの初来日武道館公演の模様を観て、ものすごいショックを受け翌日、「地獄の軍団」と「地獄のロックファイヤー」を手に入れ、毎日聴きまくっていました。

 

2012年、オリジナル・プロデューサー、ボブ・エズリンの手により最新リミックス盤が発売され、音の迫力が数段に上がりました。そして、’狂気の叫び’の未発表トラックも収録されましたが、ボブとの確執からエースのやる気が無く、代役のソロに差し替えられた理由が分かります。

 

また、ジャケットは、当時お蔵入りとなった、ALIVEツアー時のコスチュームを描いた幻のアートワークで復刻されました。